プログラム内容

集団プログラム

集団適応プログラムを取り入れています。

集団活動を通し、「じっとして座り話を聞く」「順番を待つ」等といった、学校生活を送る上で基礎となる力を培います。集団適応プログラムは、集団適応力を引き出すことに特化した手法で、長野県では当事業所が初導入しております。
親御さんからのお話で、「保育園の先生から落ち着きがないって言われちゃった・・・」「集団の場所に連れていくと私のそばから全然離れられない!」このようなお悩みをよくお聞きします。当事業所では、このような集団生活の中で気になるお子さんの行動を、療育において変容させることを重点に置き、支援を展開しています。通っていただいているお子さん達は、短期間で親御さんが喜ばれる言動の変化がみられています。

プログラムの一例

自由遊びプログラム

お子さんたちが「遊んでみたい」と感じる遊具を提供し、そこにみんなが集まってくる仕掛けをします。遊具で夢中になって遊び込んでいるうちに、お子さん同士のちょっとした交流が始まります。このちょっとした交流がお子さんたちのコミュニケーションの始まりです。
楽しく遊ぶばかりではないです。時には友達との交流で思うようにならないこともあります。その場面こそが、人との関わり方を学ぶ大きなチャンスになるのです。

個別プログラム

ABAプログラムを実施しています。

ABAは日本名で「応用行動分析(Applied Behavior Analysis)」、別名「行動療法」といいます。伸ばしたい行動には褒めたり、ごほうびを与えて伸ばし、抑えたい行動に対しては、ごほうびを一切与えないことや、軽い負荷を与えることによって抑える、ということを基本とする方法です。
当事業所では、着席をして課題に取り組む活動を提供します。スタッフの指示に沿って課題を実施する経験を通し、学校生活において必要になる集中力を培います。ABAプログラムを全国で積極的に実施しているNPO法人つみきの会と事業所提携し、ABAプログラムを提供しています。

プログラムの一例

スタッフと1対1のプログラム

スタッフと1対1で向かい合って着席し、様々な課題を行います。動作を模倣したり、同じ物同士をマッチングさせたりといった課題を、お子さんの理解に合わせて取り組みます。できた時は即座にほめて強化します。間違った時は、「まちがいです」と伝えずにまるで黒子のように修正をします。この繰り返しによって望む行動を引き出していきます。